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歯周病の教養を深めよう

2022年10月15日

皆様は「歯周病」について一度は耳にしたことがあると思います。

歯周病は、日本人の30歳以上の約70%がかかっていると言われ、
ギネス記録にも記載されている世界で最も感染している患者さんの数が多い
感染症です。

                           【SUNSTAR HPより】


歯周病は日本でも流行している梅毒や、結核、はたまた新型コロナウイルスと同じ
感染症であるという認識が最も大事です。

歯周病菌を引き起こす原因菌は3種類の細菌が同定されていますが
一度口腔内に感染すると、ピロリ菌のように除菌療法が現段階ではできません。

ですので一度感染をすると生涯それらの歯周病菌を保菌し続けることになります。

歯周病の本質的な問題は骨を溶かし歯の生存を脅かすことももちろんですが、
歯周ポケットの中の表面で常に歯周病菌と体の免疫細胞がバトルを起こし続け、
その免疫反応によってご自身の免疫システムの異常を起こし
身体の他の臓器にも影響を及ぼしえることが一番の問題となります。

近年の研究では歯周病は妊娠期の早産や低体重児出産との関連は否定されつつあるものの、
心疾患や糖尿病、関節リウマチや認知症などとほぼ関連付けられており
しいては死亡リスクととほぼ相関があると認識されています。

歯を失う最も大きな原因となる歯周病について、今後何回かにわたって
お伝えしていこうと思います。



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