2016年12月27日
下北沢井上デンタルクリニックでは歯の寿命を長く延ばす治療を大切にしております。
その中でも、歯を長くしっかり支える根っこの部分の治療である「根管治療」には特に力を入れております。
当院で行っている精密根管治療の特徴をご説明致します。
(以前、ブログでご説明させて頂いている精密根管治療のご案内と合わせてご覧ください。)
【特徴③】歯に優しい柔軟性を持つニッケルチタンファイルの使用
根管治療の対象部位である歯の根っこの根管形態は、地中のアリの巣のように複雑で
人間の血管の走行と同じようにまっすぐな部分はありません。
この狭く細い部分をお掃除する道具が「ファイル」と呼ばれる器具です。
「ファイル」には「ステンレスファイル」と「ニッケルチタンファイル」があり、
柔軟性のない従来の「ステンレスファイル」では、本来あるべきところ以外の部分に段差(専門用語でレッジ)を
作ってしまったり、神経の出口ではないところに人工的に穴をあけてしまう確率がどうしても高まります。
当院では本来の形をできるだけ三次元的に壊さずに自然な形態で根管部分をお掃除することが、歯の負担を減らし歯の寿命を延ばすと考えていますので
曲がった根管に追随できる「ニッケルチタンファイル」という柔軟性の高い器具を使用し、根管内に入ってしまった細菌数を減らしていきます。
また、このニッケルチタンファイルにも色々なメーカーから特色のある製品がでているので
当院では主に、デンツプライシロナ社からでている「プロテーパ・ゴールド」や「トゥルーナトミー」
コルテン社から出ている「Hyflex EDM」などを組み合わせて
対応しています。