2017年1月18日
みなさんはご自身の健康に対する意識は、年齢を重ねられることで変わられましたでしょうか?
私も、今年で39歳ですが、結婚し子供ができ家庭を持ったとたんに、20代の頃と違い
健康でいられるありがたさをより違った形で身に染みて感じるようになりました。
ここで、下の図をご覧頂けたらと思います。
日本人は世界の国々に比べ平均寿命が高いことは知られていますが、
実は口の中の健康、つまり年齢が高くなった時の歯の残存数はそれほど多くありません。
そして、多くの日本人が誤解していることがあります。
それは
歯がなくなること≠加齢現象
ではないということです。
先進国、特に北欧では70歳を過ぎても多くの方がたくさんの御自身の歯でお食事をされています。
人間の歯は全部で28本ありますので、
そのうち約20本残っているとお食事をした際に
何とか食感や食べ物の温度、噛みごたえなどを
損なわず味わうことができると言われておりますので、
現状の日本の結果を鑑みると、
歯科医療を提供する立場の我々としては目を覆いたくなるような現実です。
できるだけ多くの歯を残し、御自身の歯で健康的に生活を営む。
そのために、できることやれることはたくさんあると思いますし、
単純に「歯磨きをもっとがんばりましょう!」という話でもありません。
「予防歯科」という言葉だけが独り歩きしている昨今、
歯を失わない本質は一体何なのかを
順次こちらでアップしていきたいと考えておりますので
よろしくお願い致します。