2018年1月27日
下北沢井上デンタルクリニックでは皆様に良い治療を提供できるよう
様々な工夫や滅菌体制、最先端の医療器具などを揃え準備させて頂いております。
では、そもそも「よい治療」とはどのような治療なのでしょうか?
一般的には医学的に病気を治す為に最も良い方法
(過去から蓄積された膨大な研究と症例数によって導き出された医学的に正しいとされる治療方法)
を指すのがおおよその答えと思います。
ただ状況によっては、その治療方法はもしかしたら大きく歯を削らなくてはならない方法かもしれませんし、
治療期間が非常に長く必要とする方法かもしれません。
また、治療費用が高額かもしれませんし、医学的に見ても治療の成功率があまり見込めない治療方法かもしれませんし、
お体にかなり負担のかかる(痛みや腫れなどが起きやすい)治療方法かもしれません。
医学的に妥当性の高い治療方法でも、その詳細をお聞きになった患者様全員が
その治療方法を「よい治療」とお感じになるかどうかは別問題で、
患者様が置かれている状況や健康への価値感の違いでどのような治療を受けたいかは皆様、様々です。
重要視したい項目が、治療期間なのか、回数なのか、体に対する負担なのか、痛みなのか、費用なのか、
歯をできるだけ削らないという項目なのかはコミュニケーションの中からしか推し量るすべがないので
当院では治療の前に必ず説明するお時間を設けさせていただいており、できることできないことを含め
ご説明させて頂いております。
大人の方ですとむし歯の発生機序を理論的に考えると人間の目で見て視認できる大きさになるまで初期むし歯から換算して
数年は確実に経過しているので、数日中に早期に除去しないと進行してしまったり、
治療のタイミングの喪失が歯の健康にとって重大なリスクになることはほとんどありません。
ですのでご自身の体の置かれている状況や、治療のご説明の時間を省き
歯を削ったり抜歯したりすることは治療の成功率を下げ
患者様にとって満足のいく治療方法とは程遠い結果になりますので
下北沢井上デンタルクリニックでは術前のコミュニケーションをとても大切にしておりますので
宜しくお願い申し上げます。